とらちゃん、まめちゃん まほうのロースト

とらまめロースタリー

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アイスコーヒー

登場人物

とらちゃん: ちょっぴりやんちゃで好奇心旺盛なトラの子ども。ロースト前の生豆が大好き。
 
まめちゃん: 落ち着きがあって優しい性格のトラの子ども。ロースト後の焙煎豆が大好き。
 
マスター: とらまめロースタリーの店主。二人の成長を見守る。

1.はじまりの朝

アイスコーヒー

とらまめロースタリーの焙煎所では、いつも香ばしい匂いが立ち込めています。
 
主人公は、とらちゃんとまめちゃん。二人は大の仲良しですが、好きなものがちょっと違います。
 
とらちゃんは、ざらざら、かたい、緑色の「まほうのたまご(生豆)」を転がして遊ぶのが大好き。
 
まめちゃんは、つやつや、こげ茶色でいい匂いの「えがおのたね(焙煎豆)」をそっと抱きしめるのが大好き。
 
とらちゃん: 「このたまご、おもちゃみたいで楽しいんだ!でも、なんだかかわいたにおいがするんだよね。」
 
まめちゃん: 「私のたねはね、あまいにおいがするんだよ!でも、触り心地はとらちゃんのたまごのほうが、ゴツゴツしてて面白いかも。」

2.まほうの機械とふしぎな音

アイスコーヒー

ある日、マスターが大きな機械(ロースター)の前に生豆を運び入れます。
 
とらちゃんは「あ!僕のたまご!」と駆け寄ります。まめちゃんもそばで見学します。
 
マスターがスイッチを入れると、機械が熱くなり、豆が中でゴロゴロと回り始めます。
 
とらちゃん: 「わあ!たまごたちがダンスしてる!」
 
しばらくすると、「パチパチッ!」とポップコーンのような音が聞こえてきます(ハゼ)。
 
まめちゃん: 「あれ?たまごたちが笑った音みたい!」
 
マスター: 「そうだよ。このロースターは、緑色の『まほうのたまご』を、みんなを笑顔にする『えがおのたね』に変える、まほうの機械なんだ。」

3.ローストのちから

ローストが終わると、機械から出てきたのは、とらちゃんが遊んでいた緑の豆ではありませんでした。
 
なんとそれは、まめちゃんが抱きしめていた、つやつやの茶色の豆たち。
 
とらちゃんが匂いを嗅ぐと、「うわぁ…!さっきとは全然違う、あまくて、ちょっと香ばしい、いい匂い!」
 
まめちゃんは嬉しそうに言います。「とらちゃんの『たまご』が、私の『たね』になったね!」

4.みんなの笑顔

マスターは、その焙煎されたばかりの豆を挽いて(グラインド)、熱いお湯を注ぎます(ドリップ)。
 
部屋中に、今までにない一番幸せな香りが広がります。
 
お店にやってきたお客さんが、そのコーヒーを一口飲むと、「ふぅ〜」と幸せそうな声を出して、みんな最高の笑顔になります。
 
とらちゃん: 「すごい!『えがおのたね』って本当にみんなを笑顔にするんだ!」
 
まめちゃん: 「とらちゃんの『まほうのたまご』がローストされたからだよ!」

5.おわりに

その日以来、とらちゃんは生豆で遊びながら、「早くおいしい『えがおのたね』になぁれ!」と声をかけるようになりました。
 
まめちゃんは、焙煎豆を見つめながら、「今日はどんな笑顔になるかな?」とワクワクするようになりました。
 
ロースタリーは、今日も二人の笑い声と、コーヒーの温かい香りに包まれています。